表題の形容詞は日本語の会話の中でも頻繁に使われていますが、そのルーツは魅了する、衝撃を与える、興奮させるという他動詞です。そもそも感情に関する言葉は、圧倒的に他動詞が多いのです。例を挙げれば、驚くという動詞は、marvel と言うあまりなじみのない自動詞くらいで、あとは surprise, amaze, astonish など、~を驚かすという他動詞を使って表します。つまり、人がその感情を味わうには be + 過去分詞、受け身にしなくてはなりません。それに対して、物事は~ing と形容詞として使えます。
「私たちは、彼女の歌に聞きほれました。」We were all charmed by her song. あるいは、Her song was so charming.
「彼女はその知らせにショックを受けた。」She was shocked by the news. The news was shocking to her.
「その試合を見て興奮した。」I was excited to see the game. The game was exciting.
amazing grace (驚くほどの恵み)、surprising gift (びっくりするような贈り物)、charming girl (魅力的な女の子)、disappointing news (がっかりさせるニュース)、 exciting city (わくわくする街) boring life (退屈な人生) etc. etc. 因みに bore は退屈させるという他動詞です。