日本人はすぐ謝ってしまいます。別に自分が悪いとは思わない時でも何となく人間関係に支障が起こらないよう、取りあえず謝ってしまおうとか、ここで怒られると厄介だから丸く収めるためにはひとまずゴメンナサイしておこうなんて考えがちですね。それを聞いた周囲が、ああやって謝っているんだから許しておやりよなんて取り成してくれることもあって別段責任を追及されずに収まってしまう場合も多いです。こういうゴメンナサイは軽いものですが、西洋人が謝る時には遺憾の意を表すだけではなく、もう同じことはしませんという気持ちの表明であり、また責任を取る用意があるという覚悟を含んでいるのです。ですから彼らはあまり軽々しく謝りません。特に顕著なのは交通事故を起こした時など自分の非を認めることはまず言いません。ですから、私たちも、時と場合によっては不必要に謝ることは避けるべきです。
そうはいっても日常の付き合いの中で謝らなくてはならないシーンはたくさんあります。何でもかんでもアイムソリーで済ますわけにもいきませんよね。そもそも、I'm sorry. とは「ごめんなさい」とイクオールでは無いのです。sorry の意味は遺憾に思うということです。自分のしたことを遺憾に思えばごめんなさいを表すこともできますし、人のために遺憾に思うなら気の毒だ、残念だという意味となります。たとえば I'm very sorry for Mr. & Mrs. Yokota. と言えば、横田ご夫妻は本当ににお気の毒ですということです。
西洋人はハグしたりキスしたりといった体の接触をして親愛な気持ちを表しますが、他人に対してはちょっと体が触れ合ったりすると途端に Oh, sorry. と謝ります。ですから人ごみの中を進んでいかなくてはならない時などは Excuse me, excuse me. と連呼しながら、掻き分けていきます。それはスキューズミ―、スキューズミ―と聞こえます。それに対して、日本人の中には行列に並びながら、平気で体を押し付けてくるような人もいて閉口することもありますよね。かるく「失礼!」と言いたい時は Sorry! で大丈夫です。
本気で謝りたい時、例えば遅刻しちゃったならちゃんと I'm sorry I was late. と言いましょう。
お待たせしてすみませんでした。 I'm sorry to have kept you waiting.
ご迷惑かけて本当に申し訳ありません。 I'm extremely sorry to have troubled you.
ご無礼をお許しください。 I'm awfully sorry for my rudeness.
謝るという動詞は apologize です。アポロジャイズと発音し、ポにアクセントを置きます。
あなたに謝らなくちゃなりません。 I must apologize to you.
遅れたことを心からお詫びいたします。 I really must apologize for the delay.
これらはやや正式な言い方です。apologize to 人 for 理由という使い方です。
もし、あなたが謝られて許してあげようと思ったら:
大丈夫ですよ。 That's all right.
” No problem.
謝ることありません。 There's no reason to apologize. とか You don't have to say sorry. とか言ってあげましょう。
相手の感情を傷つけてしまったならこんな一言も有効です。
そんなつもりではなかったの。 I didn't mean that.
あなたを傷つけるつもりではなかったのです。 Ididn't mean to hurt you.
(mean to do ~するつもり)
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