初心者の方がよくお迷いになるのが、上記の動詞のうちどれを使うかということのようです。このように区別してみてください。speak は言語をしゃべる、speak English とか、どんなふうに話すか speak slowly、あるいは speak clearly といったことを言いたい時に使います。 tell は情報を伝えるときに用います。talk はおしゃべりをする時という風に理解してください。個々の動詞についてお話していきたいと思っていますが、今回は say についてお伝えいたしましょう。
say は実際に話される言葉そのものを目的語にできる動詞てす。歌のタイトルで "Say, yes!" というのがあるのをご存じでしょ? また、人が言っているということから~だそうですという意味になりますし、新聞や本が言っているということで、~に書いてあるという意味になります。例題をいくつか挙げてみましょう。
何て言ったの? What did you say?
彼はサヨナラって言って行っちゃったの。 He said good-bye and left me.
何か飲み物が欲しいなら、そう言ってちょうだい。 If you want something to drink, please tell me so.
人には歌がうまいねって言われるの。 They say I'm good at singing.
天気予報によると午後は雨だそうよ。 The weather forecast says it’s going to rain this afternoon.
新聞にはなんて書いてあるの? What does the newspaper say?
お母様によろしく伝えて頂戴。 Say hello to your mother.
私の言う通りにしてね。 Do as I say.
まさにその通りよ。 You said it. あるいは You can say that again.
お金貸してくれない、例えば1,000円くらい。 Can you lend me some money, say 1,000 Yen? (言ってみればとか、例えばという意味)
映画に行くっていうのはどう? What do you say to going to the movies? (What do you say to 名詞で~はどうですかの意)