立川はぶ
一緒に働いている後輩達がハッピーになれるお店を作っていきたい!
【みっけたん】立川で働く人を、“
見っけたん”がリレー形式でインタビューする『立川はぶ』!!
第29回目のゲストは「串焼き&鉄板焼き HAL BAR」の岩崎 暁さんです!
それでは岩崎さん、よろしくお願いいたします。
前回の大森さんとは前の職場で一緒だったんですよね?
大森さんは「五色」というお店で働いていた時の大先輩で、いろいろと教えていただいたり、面倒をみてもらったりしていましたね。五色では最初、学生時代に1年間アルバイトをしていたんですけど、従業員同士の仲もすごくフランクで、とても楽しく働かせていただきました。大学を卒業した後、福生の横田基地に入っているレストランの営業をしている会社に就職したんですけども、色々な面でけっこうきつくて、もっと素の自分で働きたいと思い、再び五色に就職して、そこから7年ぐらい働かせてもらいました。
飲食店の魅力ってどんなところですか?
自分は調理よりも接客の方がやってて楽しかったんで、サービスをずっとやってきたんですが、お客様とダイレクトに関われて、料理を楽しんでいただいたり、お話をしたりしながら働けるのが楽しいですね。
後は、仕事用の自分というものを使い分けせずに、ナチュラルなままで仕事ができるというところが、自分は好きですね。
独立をされたのはどんな理由からですか?
やはり飲食をやるなら、最終的には自分のお店を持つのがゴールなのかなと、はじめは漠然と考えていましたね。それから自分は私立の中学・高校から大学を卒業したんですけども、周りはお医者さんになったりだとか、けっこう優秀な友人が多くてコンプレックスを感じていたんです。そんな周りの友人達と肩を並べられるのは、自分のお店をもつことだと思いまして独立を決意しました。
そして、だんだんやっているうちに、もう普通のサラリーマン生活に戻るのは無理だと感じました。直接お客さんと話をしながら働くことができる生活が楽しいと、いまではこの仕事に誇りが持てるようになってきました。
お店は軌道に乗るまでは、苦労したこともありましたか?
最初はもう厳しかったですね。はじめは都心の方で物件を探していたんですけど、あまりお金もないので見つからず、そうこうしているうちに東日本大震災が起きちゃったんです。友達からは「今は厳しい時期、こんな時にお客さんは絶対に飲みに来ない」と反対されたんですが、でも、あの時はもう行くしかないんだと思いまして、それで結局、地の利があって、住まいの近くということで、立川のここにお店を出すことにしたんです。それが震災から2ヵ月後の5月でしたね。
でもやっぱり、なかなかお客さんに来てもらえず、1年経たないぐらいでお金も尽きてしまって、潰れそうになったりとかもしたんです。3年間ぐらいお給料も無くて、借りたお金から、みんなのお給料を払って、自分の手取りはゼロみたいなのが続いていました。ようやく3年目ぐらいから、なんとか暮らせるような状態になりましたね。
立川での仕事はどうですか?
ちゃんとした理由は分からないんですけど、立川はなんか落ち着くんですよね。実家が昭島なんですけど、小さい頃、両親が外食に連れてってくれるという時は立川に来ていましたね。その頃の記憶があるからかもしれませんが、人の数とか、街の発展具合とかが自分には丁度合っている感じで好きですね。
それと同業の飲食店の方たちと、関わる機会が少なからずあるんですけど、皆さんにとても優しくてもらっていますね。いろんな情報もくれますし、物の貸し借りも平気でしてくれますし、いろいろと助けてもらっています。
お休みの日はどう過ごしていますか?
今は国立に住んでいて、奥さんと、7歳の女の子、それと今年の4月1日に2人目の女の子が生まれました。普段はなかなか家に居られないので、休みの日は、ほぼ100%子どもとべったりですね。上の子は最近活発になってきたので、自転車に乗ったりだとか、映画なんかを一緒に見に行ったりしています。最近だと、赤ちゃんが生まれたばかりなので、上の子と一緒に赤ちゃんの世話をしながら楽しんでいます。
お気に入りの場所はありますか?
お店が終わった後によく行く中華料理店なんですけども、立川駅南口からすぐのところにある「双龍園」というお店です。夜中に行くんで電気もほぼ消えているんですが、行くとでっかい中国人のおっちゃんが寝てて、「また来ました」というと、そっから電気付けて、料理作ってくれて、終わるとその辺に座って、テレビを見てるとか、とても自由で…。それが逆に、家にいるような感覚で、気も遣わずにリラックスできるんですよ。
【住所】立川市柴崎町3-3-5 ベルフェア立川4階
【電話】042-512-9608
【営業時間】11:00~14:30/17:00~翌朝5:00
これからの展望は?
独立した時からずっと一緒にやってもらっている子がいるんですが、その子が店長のお店を、昨年、錦町に開きました。そのお店はその子がやりたい事を100%できるようにしていて、その子のお城みたいな感じでやってもらっています。
さらに25歳になる男の子たち2人にも、立川でお店をもってもらいたいと、今、頑張っています。やりたい事をやって、日々楽しく仕事をして、で、ちゃんと生活できるようなお店を作っていきたいとうのが願いです。
それから、立川はこれからますます発展して、いろんなお店も増えていくでしょうが、今の温かい感じは無くならないように、自分も努力していきたいです。
最後に、次の方にバトンタッチをよろしくお願いします!
地元農家のとれたて野菜の直売所「のーかる」をやってらっしゃる菱沼さんを紹介します。
立川駅南口に「ごじんか」という居酒屋さんがあるんですけど、そこのオーナーが横須賀さんと言って、横田基地のレストランで働いていた時の上司なんです。それでその横須賀さんから菱沼さんを紹介されました。それから菱沼さんはちょくちょくお店に顔を出してくれるようになりました。
その後、南口にあった「みどりっ子」という野菜直売所が無くなってしまうということで、自分達も署名活動をしたりして、存続できるようにお手伝いをしていたんです。菱沼さんは国立で野菜直売所を経営されていたので相談してみたら、興味を持ってくれて、結局、直売所をやってくださるようになったんです。お店では立川野菜を使った料理もお出しているんですが、今でも立川野菜がすぐに入手できるのでとても助かっています。いろんな面で恩人ですね。
取材を終えて・・・
優しく、穏やかな感じの岩崎さん。しかし、その内には自分の意志を貫く熱い情熱と、自分の後輩たちにハッピーになってほしいという人情の厚さを感じました。
串焼き&鉄板酒場 HAL BARの情報
住所:立川市柴崎町3-10-5 FMビル1階
電話:042-595-8086
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[ 創作料理店 ]
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宝華らぁめん 立川店
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[ 立川らぁめん・油そば・醤油らぁめん ]
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cafe ばくだん畑
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[ カフェ、喫茶、貸スタジオ ]
ライブステージ・貸しスタジオ・ギャラリーがあるCafe。