前回、 let と make についてお話しました。今日は have です。let は、本人のしたいことを(許して)させる、 make は強制的にさせるという意味合いが強いと申し上げました。 それに対して have は、その中間的な役割を果たします。主に目上の者が目下の者に~させる、あるいは~してもらう、また職業人に~させる、してもらうの意味で用います。例題からニュアンスをくみ取ってみてください。
「子供のころはいつもお母さんに髪を切ってもらいました」 I always had my mother cut my hair when I was a kid.
「プロの写真屋さんに写真を撮ってもらいましょう。」 I'll have a professional photographer take my picture.
「歯医者に歯を抜かれちゃった。」 I've had a dentist pull out my tooth.
「あいにく彼は留守です。後程お電話かけさせましょうか? I'm sorry he is out. Shall I have him call you back later?
「息子にコンピュータを直してもらうわ。」 I'll have my son repair my computer.
これらの let, make, have は文法的には使役動詞と呼ばれます。 その使い方は、使役動詞+人+動詞の原型(原型不定詞)で、人に~させる、してもらうになると覚えてください。
have には又、物を目的語にして、物が~されるようにするという使い方もあります。この場合は、have+物+過去分詞と言う形を取ります。
「コンピュータを息子に直してもらおう」 I'll have my computer repaired by by son.
「リンゴをむいてもらいました。」I had the apple peeled.
「魚を釣って、料理してもらいました」 I caught some fish and had it cooked.