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編集長、私に1000円ください。

1000円持って寄生虫館へ行こう! 

1000円持って寄生虫館へ行こう! 2007/02/23


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この1000円で編集長に寄生虫ランチボックスを買ってきますね。あるといいなぁ~<br>「いややー、やめてくれー」<br>
この1000円で編集長に寄生虫ランチボックスを買ってきますね。あるといいなぁ~
「いややー、やめてくれー」
編集長、おなかすきました~・・・
肉が、肉がたべたい。かにでもいいです~~~。

こらぁ、腹ペコのときだけ寄りつくな。
おまえは寄生虫かー!


そうです。
だから寄生させてください。栄養をください・・・


そういうわけで、今回は寄生虫のことをもっと詳しく知るために、目黒寄生虫館へ行くことにしました。
目黒駅から15分ほど歩いたところにある「目黒寄生虫館」。ビルの中の意外と地味なたたずまいです。<br>
目黒駅から15分ほど歩いたところにある「目黒寄生虫館」。ビルの中の意外と地味なたたずまいです。
寄生虫館のスタンプ。<br>回虫のせいでおなかがふくらんで苦しんでいる人がいます。苦しすぎて手が反対にまがっちゃった。でもおなかの回虫はかわいい顔で笑っています。<br>
寄生虫館のスタンプ。
回虫のせいでおなかがふくらんで苦しんでいる人がいます。苦しすぎて手が反対にまがっちゃった。でもおなかの回虫はかわいい顔で笑っています。

2

壁には寄生虫についていろいろと説明が書かれている。タッチパネル式のものもあり、わかりやすい。<br>
壁には寄生虫についていろいろと説明が書かれている。タッチパネル式のものもあり、わかりやすい。
ずらりと並んだ寄生虫の標本には、採取された場所や状態などが詳しく書かれているものもある。<br>
ずらりと並んだ寄生虫の標本には、採取された場所や状態などが詳しく書かれているものもある。
寄生虫の代表格「回虫」。<br>
寄生虫の代表格「回虫」。

3

ケースの中にきれいに並んだ姿はまるでトロフィーが飾られているようだ。<br>
ケースの中にきれいに並んだ姿はまるでトロフィーが飾られているようだ。
2階に上がるとさらにたくさんの寄生虫。

あ、お雛様だ。

と思ったらちがいます。
こちらは寄生虫の卵の模型でした。

実物の1000倍拡大された精巧なもの。
ひとつずつが精巧に作られている。<br>
ひとつずつが精巧に作られている。

4

山口左仲博士(1894~1976)<br>ここに書かれている新種の記載は1000種に及ぶそうです。<br>
山口左仲博士(1894~1976)
ここに書かれている新種の記載は1000種に及ぶそうです。

2階奥の部屋にある、山口博士の「虎の巻」。
まるで百科事典みたいに分厚い資料になっている。コピーのない時代に先人の論文を手書きで複写したというからすごい!

寄生虫の絵の細かさにはびっくりするほどです。これ、ほんとに手書きなの??


2階にも数々の標本があります。
寄生虫だけではなく、「寄生している様子」で標本になっているのを見ると、新たな恐怖が・・・
寄生虫ってやっぱりこわいよ。

ページをめくって他も見てみたいけど、ケースの中に保管されているので残念・・・<br>
ページをめくって他も見てみたいけど、ケースの中に保管されているので残念・・・

5

「サナダムシ」(日本海裂頭条虫)の標本。<br>これが人の腸粘膜に吸着するなんて・・・<br>
「サナダムシ」(日本海裂頭条虫)の標本。
これが人の腸粘膜に吸着するなんて・・・

いた!

サナダムシ発見!

長さ8.8メートルが切れずに標本になっていることがすごい。

このサナダムシのとなりには、これと同じ長さの「ひも」がかけられていて、実際に長さを確認することができます。
長い! 長いよ!

実際にこうやってみるとあらためて長さにおどろく。<br>
実際にこうやってみるとあらためて長さにおどろく。

6

こんなに立派に標本になって・・・<br>ホイホイで息絶えた仲間たちはさぞうらやましいことでしょう。<br>
こんなに立派に標本になって・・・
ホイホイで息絶えた仲間たちはさぞうらやましいことでしょう。
編集長が苦手な、それはそれは苦手なゴキブリの標本。

卵から成虫になる間のものがここに並んでいます。
うちにもいます、この子たち。みたことあるもん。

7

ここにある書籍は、ミュージアムショップにて買うことができます。<br>
ここにある書籍は、ミュージアムショップにて買うことができます。
ここまでじっくり見てくると、なぜか寄生虫にも親近感がわいてきたような。

2階の奥のスペースには小さなテーブルがあり、寄生虫に関する書籍や、自由に書き込めるノートがあります。

ノートを開くと次々に出てくる素晴らしいイラストに目をうばわれてしまった・・・
かっこいい系<br>
かっこいい系
かわいい系<br>
かわいい系

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かわいいデザインからかっこいいものまでいろいろ揃ったグッズ。<br>かっこいい系の立体加工サナダムシTシャツ(黒)とサナダムシバッグ(黒)はセットで持つのがおすすめです。<br>
かわいいデザインからかっこいいものまでいろいろ揃ったグッズ。
かっこいい系の立体加工サナダムシTシャツ(黒)とサナダムシバッグ(黒)はセットで持つのがおすすめです。
そして最後にお待ちかねのグッズです!

ミュージアムショップの商品はどれも心を奪われるものばかり。

シール、ボールペン、定規から、Tシャツ、バッグ、ジュエリーまで。お好みの寄生虫グッズが勢揃い!

寄生虫ランチボックスはないのかー、残念。


目黒寄生虫館のロゴマークにもなっている「フタゴムシ」は、まるで美しい蝶のようです。2匹が出会って合体しないと成長できないなんて、まるであなたと私・・・

ぜひ、愛し合うカップルにペアでフタゴムシグッズをおすすめしたいです。
愛し合う二人ならペアで着たい、フタゴムシTシャツ(ラメ加工)3300円。<br>
愛し合う二人ならペアで着たい、フタゴムシTシャツ(ラメ加工)3300円。
これが今回1000円で購入したグッズたち。<br>寄生虫ランチバッグ(絵葉書つき)350円<br>はらのむし通信186号200円<br>サナダムシの頭部シール200円<br>寄生虫定規200円<br>以上950円でした。<br>
これが今回1000円で購入したグッズたち。
寄生虫ランチバッグ(絵葉書つき)350円
はらのむし通信186号200円
サナダムシの頭部シール200円
寄生虫定規200円
以上950円でした。

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こちらはミュージアムショップにあるバックナンバーの見本です。<br>
こちらはミュージアムショップにあるバックナンバーの見本です。
目黒寄生虫館発行の寄生虫誌「むしはむしでもはらのむし通信200円(B5版 カラー20頁)」は、すでに186号になる歴史のある冊子です。
最新号の表紙は「マダラの鰓に寄生するカイアシ類の1種とヘモバフェス」。
マダラのエラのところからちょっと出ている寄生虫の表紙が目印。

寄生虫館ガイドブックの表紙にもかなりの衝撃を受けました。
このガイドブックの表紙を思い出すと、なぜかいまもイクラが食べられません。<br>
このガイドブックの表紙を思い出すと、なぜかいまもイクラが食べられません。
グッズを買うと、こんなかわいい袋にいれてくれます。これはけっこうお気に入り。<br>
グッズを買うと、こんなかわいい袋にいれてくれます。これはけっこうお気に入り。
かなりの衝撃と感動、そしてなによりも寄生虫のこわさを知った今回の取材。

久しぶりにしっかり勉強をした気分です。日本の風土病や海外の熱帯病のことなど、この歳になってはじめて知りました。
みなさんもぜひ一度は行ってみてください。

財団法人 目黒寄生虫館
東京都目黒区下目黒4-1-1
問合せTEL:03-3716-1264(テープでのご案内)
料金:無料(募金箱へのご協力をお願いしています)
休館日:月曜休館。ただし祝祭日と重なる場合は翌火曜日。年末年始。
世界でただひとつなんです。<br>
世界でただひとつなんです。

編集長、私に1000円ください。 written by 編集部ナカムラ

編集長のポケットマネーから月々1000円をもらって、
それを有効に使うというこのコーナー。
はたして1000円はどこまでがんばれるのか!?
たかが千円、されど千円。 いやいや、「さすがは千円」でしょ。
編集長がいやだと言うまで続けたいと思います。
(ちなみに消費税は自己負担)